闇金融業者の被害やトラブルを防ぐ、解決する対処法とは?

大人気漫画闇金ウシジマ君は漫画だけの世界ではない可能性も?

闇金の広告などを見たことがあるという方は居ますか?
【審査なしで融資可能】とか【ブラックでも融資します】など借りる側からすれば甘すぎる誘い文句を沢山並べているため【大手消費者金融よりもお金に困った人に対して優しく手を差し伸べている気がする】なんて感じたらお間違いです。

闇金というのはとっても恐ろしい非合法の金融業者なのです。

漫画が大人気となり、映画やドラマとなった【闇金ウシジマくん】
他人事だったり、ドラマの中だけのお話ととらえている方は面白いと感じる方も多く人気となっていますが、中には内容がエグ過ぎて心が病んでしまいそうと口にする方もいます。

闇金ウシジマくんというのは闇金からお金を借りた多重債務者たちが悲劇的な結末を辿ることも多く、いくらお金に困っていても決して闇金からは借てはならないという事を教訓に出来るよな内容のものも多いです。

漫画の世界のお話しと思っていてもいつあなたにお金のトラブルが舞い込むかはわかりません。
闇金ウシジマくんの内容というのは、決して漫画だから大げさに描かれているとは言い切れるものではないのです。
緻密な取材に裏付けられたストーリーは、今そこにある現実として圧倒的なリアリティを持って見る人の心を掴んでいるのです。

闇金からお金を借りてしまった方は漫画やドラマ以上の悲劇が待っている可能性もありえます。
今回、闇金とのトラブルや被害に苦しまないために、ご自身で出来る対処法を3つにわけてご紹介したいと思います。

闇金被害は他人事で済ませられる問題ではありません

7-2_闇金被害は

今回紹介させていただく内容というのは、今現在闇金被害に悩んでいる方はもちろんのことですが、【闇金になんて借りる気はさらさらない】とお考えの方や【闇金被害なんて無縁】とお考えの方にこそ読んでいただきたい内容となっています。

闇金被害というのは【闇金からご自身が借金をすることだけが闇金トラブルではない】という事と声を大にしてお伝えしたいのです。

ご自身が闇金からお金を借りていなくても、自分の周りの人たちがお金に困って闇金からお金を借りてしまい、関係ないと思っていたあなたが闇金にトラブルに巻き込まれる可能性もあるのです。

闇金の商売というのは、名簿業者から購入した多重債務者のリストから、多重債務者を狙い融資の勧誘をしてお金を貸します。
なぜそんな方法をとるのかはもうおわかりですね?
多重債務者の周辺の人間に、多重債務者の借金を肩代わりさせるためです。
闇金の真の目的というのは、多重債務者ではなく、多重債務者の周りの人間なのです。
闇金業者は多重債務者を利用して、お金を持っている人間に忍び寄ることが目的なのです。

このようなことから、自分が闇金からお金を借りるつもりはなくとも、闇金と必ず無関係でいられるわけではないということなのです。

闇金の脅威に晒されてしまったとき、闇金の対処方法を知っているのと知らないのとでは、対処の仕方に大きな差が出てきます。

闇金のトラブルの犠牲になるかならないかは、対処するスピードが命です。
闇金トラブルは風邪のウイルスのように多重債務者の周囲に広がってしまうため対処が遅れてしまうと、その被害は甚大なものとなってしまいます。

闇金の被害に合ってしまったとき、迅速に対処できるように対処法を知っておくのは、現在闇金と無関係な人にも有益なことといえるでしょう。

では早速ですが闇金の被害を防ぐための3つの対処法を説明していきます。

7-3_闇金の被害

闇金トラブル対処法その1:弁護士や司法書士に相談

闇金融業者の悪質な取り立てを受けている場合や、借金を完済させてもらえない等、現在進行形で闇金の被害に合っている人は、すぐに弁護士や司法書士に相談してください。

法律事務所に在籍している弁護士や司法書士は、法律やお金のプロです。
闇金が出資法に違反した非合法金融である事や卑劣な闇金との戦い方を彼らは熟知しています。

闇金と戦うためには素人判断は危険です。
弁護士や司法書士の知恵が不可欠となります。

闇金は、人の心を持たない人間たちがほとんどです。
人間同士なんだから話し合いで解決できるなんて甘い考えを持って付き合っていると、次々と大切なお金や財産を全て搾取されてしまいます。
被害をこれ以上広げないために、まずは専門家の知恵を借りることが重要のです。
何度も繰り返しますが、闇金の被害に合ったときに最初すべきことは、弁護士や司法書士に相談することです。

しかし、お金の問題で悩んでいるのに、お金のかかりそうな弁護士や司法書士を雇うことなんて不可能だと思ってしまう方も多いです。
まずは無料で相談できるウェブや電話を利用してみましょう。
最近では良心的な事務所も多く存在しています。

闇金のご相談は以下のサイトがおすすめです。
是非ご参考下さい。

闇金のご相談は【闇金相談110番】へ

闇金トラブル対処法その2:闇金は犯罪だときちんと認識すること

闇金は人の心を持たない犯罪者です。
弁護士や司法書士に相談したら次にすべきことというのは、【闇金が犯罪であるということをしっかり自覚すること】です。

闇金が【ブラックOK】【審査なしで融資可能】などと誘うのは善意ではなく悪意でしかありません。

万が一、闇金が善意からお金を貸してくれたのなら、法外な金利を要求したり、悪質な取り立てをしたりしないはずです。

最初は甘い言葉で誘ってあれよあれよと借金をさせてから、借金の返済が滞るこ頃になって態度を豹変させるのです。

【借りたものを返すのは小学生で習ったことちゃうんか】
【内臓は高く売れるって知ってまっか】
【生命保険入ってるなら死んで返済しなはれや】
どうしてもミナミの帝王好きな私は大阪弁で想像してしまっていますが、こんな恐ろしい言葉を悪びれることなく吹っかける闇金は存在します。

弁護士や司法書士に相談した後は、闇金に対しては毅然とした態度で応じることが大切なのです。
「このような取立ては犯罪です!お金を支払うつもりはありません」ときっぱり対応しなければならないのですが、まだ取り立てをしつこくされるならば「警察に被害届を出します」と警告しましょう。

闇金は、出資法で制限されている金利をオーバーしているだけでなく、民法90条の公序良俗にも反しています。
立派な犯罪です。

闇金は、法律に違反し超高金利でお金を貸し付けているので、顧客が借金を踏み倒したとしても、貸付金を返還する権利など全くありません。

とはいえ「理屈をこねるな。貸した金返せよ」と主張する闇金もいるでしょう。
民法709条によれば、闇金が犯罪のために顧客に貸し付けたお金は、不法原因給付となります。
このことから犯罪行為の加害者である闇金は、貸し付けたお金の返還を求めることすらできないわけです。
加えて闇金の被害者は、闇金からお金を返す必要がないばかりか、闇金に返済したお金を請求する権利さえあるんです。
このことは民法709条の不法行為に基づく損害賠償請求権を根拠にしています。

闇金業者には、「払い過ぎた利息分だけを返せばいいだろ」と考える人もいます。
しかしそんな主張は通らないのです。
闇金の主張は、民法708条の不法原因給付に反しており、貸し付けたお金の返還を要求すること自体が無効となるからです。
闇金は、被害者に全額返還する義務があります。

【闇金から借りたお金は一円たりとも返す必要はない】という事をしっかり頭に入れておきましょう。

闇金トラブル対処法その3:身の危険を感じたら警察に被害届を出しましょう

先ほどしつこく取り立てをされ脅されるような行為があった場合は警察に被害届を出しますと言うようにアドバイスしました。
しつこい取立てに困った場合だけでなく、身の危険を感じた場合でも警察に被害届を出すことが重要な対処法となります。
近所の交番へ行く方がいるのですが、この場合は警察署を訪ねましょう。
警察署の生活経済係に被害届を出しましょう。

この時に被害がどのようなものかをしっかりと説明するために必要なことを紹介します。
1:闇金の名前や借りた金額
2:闇金の振込口座番号
3:闇金の電話番号
4:今まで支払った金額

口座の振込明細なども持っていくと、さらに良いです。
これらを紙に書いて提出するようにしましょう。

闇金は非合法金融なので、法律に違反しており、闇金は犯罪ですので、告訴、告発をすることができます。

7-4_闇金は犯罪

出資法の5条によると「金銭の貸付けを行う者が、年109.5%を超える割合による利息の契約をしたときは、5年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
当該割合を超える割合による利息を受領し、又はその支払を要求した者も、同様とする」となっています。

闇金のほとんどが109.5%を超えた金利ですので、出資法を違反していることはすぐにわかりますよね。

さらに闇金は無登録業者なので、貸金業法にも違反しています。
悪質な取り立ては、貸金業法の取り立て規制違反に抵触しています。

闇金の被害に合ってしまったからと言って泣き寝入りは絶対にせず、弁護士や司法書士に相談し、身の危険を感じたならば、警察に被害届を出しましょう。

犯罪に屈することなく堂々と対処法を参考にしてください。
勝ち目は必ずこちら側にあるのですから。