デビットカードはこうして使う!クレジットカードとの違い・利点・使い分け

突然ですが、みなさんは「デビットカード」について、どれくらい知っていますか?
デビットカードのメリットを理解し、完璧に使いこなすことができているでしょうか?

実際、多くの方がデビットカードについて、ふわふわとした知識だと思います。
デビットカードについてあまり良く知らない、という人も恥ずかしがる必要はありません。
この記事を読んで、デビットカードの知識を身に着けていただければと思います。

ここでは、デビットカードについて、特徴やメリットをいくつか挙げて説明します。
また、デビットカードとクレジットカードの違いについても検証していきます。

デビットカードとは

キャッシュカード

デビットカードが日本で使用されるようになったのは、今から約16年前の2000年に、「J-Debit」というサービスが本格的に開始されたのがきっかけです。
サービスの開始からかなりの年月が経っていますが、デビットカードはクレジットカードと比較すると、あまりポピュラーでないといえるかもしれません。

デビットカードについて簡単に説明すると、お買い物の際に、銀行口座のカードで決済できるシステムです。
ショッピングや食事のお会計の時に、金融機関のキャッシュカードを機械にかざすと、自分の預金口座から自動的にお金が引き落とされ、決済がされるという仕組みです。
全てのお店で利用ができるというわけではありませんが、デビットカードの加盟店であれば、どこでも利用ができます。

クレジットカードと何が違うのか

ここまで読んだ人の中には、
デビットカードとクレジットカードって何が違うの?
という疑問を持つ人もいるでしょう。

デビットカードとクレジットカードの大きな違いは、お金の引き落とし日になります。
クレジットカードだと、1.2ヶ月後に支払いの請求が来て、クレジットカード会社ごとの引き落とし日にお金の引き落としがされます。

一方で、デビットカードは決済をした時点で口座から引き落としがされます。
決済と引き落としのタイムラグがないので、口座の管理がしやすくなるのです。

家計簿

また、デビットカードは発行の際に、クレジットカードのように事前申し込みや審査などはありません。
なぜなら、すでに持っているあなたのキャッシュカードが、そのままデビットカードになるからです。

デビットカードと聞くと、何か特別な申し込みをして「デビットカード」というカードを作らなければならないイメージがありますが、そうではありません。
「J-Debit」が使えるお店なら、今持っているキャッシュカードをそのままデビットカードとして使用できますよ。

デビットカードは、ユーザーの銀行口座と直接リンクしています。
高額な買い物をするときも、銀行口座からお金を出さずに決済ができるので、まとまった現金を持ち歩く必要がありません。
つまり「ATMで現金を引き出すことが不要」となり、使用方法によっては、非常に便利なカードであると言えるのです。

また、デビットカードでもクレジットカードでもありませんが、「バンドルカード」というプリペイドカードが注目されています。
バンドルカードは、スマホで簡単にチャージができるプリペイドカードで、審査がなく誰でも発行することができます。
支払いの返済も、翌月末までで大丈夫なので、お金に困った時に頼りになるカードです。
バンドルカードについての詳しい記事は、こちらをご覧いただければと思います。

バンドルカードについての記事

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デビットカードの利用が向いている人

輪っかを作るおじさん
では実際、デビットカードはどういう風に使用するのがベストなのでしょうか?
下に、デビットカードのメリットをまとめました。

①ATMを利用しなくても現金で決済ができる
手数料が無料
③審査がないので、誰でも発行できる

①ATMを利用しなくても現金で決済ができる

1万円札

例えば、ウィンドウショッピング中、とっても気に入った商品に巡り合ったとします。
しかし、お財布には買うだけの現金がありません。
近くにATMも無さそうだし……

そのような時に便利なのがデビットカードです。
お財布に現金が無くても、預金口座に現金があれば購入することができます。
ATMで下ろす手間や手数料を省くことができます。

決済をすると預金口座から引き落としがされますので、現金で決済することと何ら変わりはありません
クレジットカードを使用することに抵抗がある人にはおすすめです。

家計を管理する主婦の方にとっても、デビットカードは即時決済なので、家計簿管理などもクレジットカードに比べ管理しやすいと言えるでしょう。

②手数料が無料

豚の貯金箱

ATM利用手数料はもちろん、デビットカードで決済する時も手数料はかかりません。

年間で数十回使用すると考えてみても、ATMの手数料も馬鹿になりません。
そのような時は、現金を下ろさずに、デビットカードを使えば、お買い物やお食事をするときスマートに決済ができます。
当たり前ですが、ATMを利用しなければ、ATM手数料を節約することができます。

また、クレジットカードは様々な支払い方法を選択でき、リボ払いなどの特殊な決済方法を選択すると、手数料が発生するものもあります。
しかし、デビットカードは1回払いのみ選択でき、手数料はかかりません。
デビットカードを利用することで、クレジットカードのような無駄遣いを減らすことができるとも言えるでしょう。

現金払い・クレジットカード払いと比べると、間違いなくデビットカードの方がおトクですし、無駄遣いが減ること間違いなしです。
気軽にお買い物も楽しめるのではないでしょうか。

③審査がないので、誰でも発行できる

驚いた子ども

デビットカードは、クレジットカードと違い、審査が必要ありません。
金融機関に口座を持っていれば、持つことが可能です。
つまり、誰でもデビットカードを作ることができるのです。
その為、何らかの理由で、クレジットカードの審査に通らない! という人であっても、デビットカードを持つことが可能です。

クレジットカードは18歳以上で発行可能ですが、デビットカードは16歳以上でも発行できます。
また、審査がないので、未成年でも、無職でも、収入のない専業主婦でも作ることができるのです。
幅広い属性の人が発行できるという点でも、デビットカードは優秀です。
 

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デビットカードとクレジットカードの違い

デビットカードとクレジットカード
ここまで、デビットカードについて説明してきました。
デビットカードは思っていたよりも、気軽に持つことができ、簡単に使えそう! と感じていただけたのではないでしょうか?

それでは、この項目では、デビットカードとクレジットカードの違いについて、もう少し詳しく解説していきましょう。
デビットカードとクレジットカードの違いを、以下にまとめてみました。
スマホの人は、横にスクロールして下さいね。

【デビットカードとクレジットカードの違い】

カード名デビットカードクレジットカード
審査なしあり
申込年齢16歳~18歳~
引き落とし日決済と同時クレジットカード会社ごとの
引き落とし日(1.2ヶ月後)
支払い方法1回払い1回払い、2回払い、
分割払い、リボ払い
など
利用限度額口座残高まで審査結果による

このように比較をしてみると、デビットカードとクレジットカードのメリットとデメリットが浮き彫りになります。

クレジットカードの特徴

手持ちの現金は無いけれど、欲しい商品などがある場合には、クレジットカードはとても便利です。
クレジットカードは買い物をした場合、後払いとなります。
そのため、手持ちの現金が無くても、クレジットカードがあれば購入可能です。

しかし、クレジットカードは現金がなくても買い物が出来るため、無駄づかいにも繋がっていきます。
また、1回払いなどで手数料がかからないのであればまだ良いのですが、リボ払いなどの手数料が発生する支払い方法を選択すると、さらに無駄な手数料もとられます。

デビットカードの特徴

一方で、デビットカードは購入時に、金融機関の口座から即時決済されます。
デビットカードは後払いが出来ないので、金融機関の口座に預金残高が無いと、買い物することができません。

デビットカードの利点は、預金残高内でしか買い物が出来ないため、クレジットカードのように使い過ぎの心配がない点でしょう。
しかし、クレジットカードのように分割払いシステムが無い為、支払回数は1回のみとなります。

デビットカードとクレジットカード、どちらが良いのかは、ユーザー次第と言えそうです。
必要に応じて、クレジットカードとデビットカードを使い分けることをお勧めします。
ケースバイケースで、上手にカードを使い分けしてみてください。
 

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デビットカードは2種類

クエスチョンマーク

デビットカードは、大きく分けて2種類です。
基本的には、どちらも機能性は似ていますが、申込み方法や使える場所などに、若干の違いがあります。
ここでは詳しく、デビットカードの種類について勉強していきましょう。

デビットカードは、以下の2種類があります。

【2種類のデビットカード】

①特別な手続き無しでそのまま使用できる「J-Debit
VISAやJCBの国際ブランドがついている「VISAデビットカード」「JCBデビットカード

それではそれぞれのデビットカードのメリットとデメリットをご紹介します。

J-Debit

J-Debit(ジェイデビット)とは、既にお持ちの金融期間のキャッシュカードをデビットカードとして使うスタイルです。
銀行のキャッシュカードがそのままデビットカードになります。
J-Debitに加盟している全国のお店で利用することができます。

【メリット】

・申し込みや審査などの事前手続きの必要がなくキャッシュカードを持っていればすぐに使用可能。
・年会費なども一切掛からず手間要らず。

【デメリット】

・加盟店が全国45万ヶ所と国際ブランドと比べると少ない。
(実はそれほど使用できるお店がまだ少ない)
・海外では使用不可となっている。

 

VISAデビットカード・JCBデビットカード

VISAデビットカード、JCBデビットカードとは、海外でも使用可能の国際ブランドのデビットカードです。
様々な金融機関が発行しており、金融機関によってキャッシュバックやポイント還元などのメリットもあります。
VISAデビットカードは、国内加盟店数約270万店、海外加盟店数約1,930万店
JCBデビットカードは、国内加盟店数約800万店、海外加盟店数約590万店と幅広く利用できます。

【メリット】

・海外でも使用可能。
・海外での加盟店数が多い。
・海外のATMで使用可能(現地通貨で引き出せるから便利)
・インターネットでも利用できる利点がある。

【デメリット】

・銀行口座を作る際に申し込みが必要。
・年会費が掛かってしまう金融機関もある。

 

海外でもデビットカードを利用したいのであれば、国際ブランドのデビットカードがいいでしょう。
ですが、年会費がかかるし、国内の利用のみで十分だ! というユーザーは、J-Debitで十分と言えるのではないでしょうか。

このように、ライフスタイルに合わせて、自分がどのカードであればよりメリットが生まれるのかお考えの上、上手にデビッドカードを使用してください。
 

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使えるデビットカードオススメ5選

内緒話をする女性

デビットカードに説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでもデビットカードについて、理解が深まって頂けたのであれば幸いです。

まだデビットカードを使用したことがないけれど、興味がある人は、まずはお手持ちのキャッシュカードを「J-Debit」加盟店で利用してみはいかがでしょうか?
その次のステップとしては、VISAやJCBなどのカードを作って使用してみるのも一つの手段だと思います。

それでは最後に、当サイトで厳選した、使えるデビットカードを紹介していきます。
是非、あなたに合ったカードで、より買い物が楽しめれば素敵なことだと思います。

当サイト厳選デビットカード5選

①VisaデビットTカード
Tポイントを貯めているユーザーにオススメ
②三菱UFJ-VISAデビット
三菱UFJ銀行をメインバンクとして利用しているユーザーにオススメ
③楽天銀行デビットカード(VISA/JCB)
ネットでのお買い物頻度が高いユーザーにオススメ
④りそなVisaデビットカード(JMB)
JMBポイントを貯めたいユーザーにオススメ
⑤イオンデビットカード(VISA)
イオンの利用頻度の高いユーザーにオススメ

①VisaデビットTカード

VisaデビットTカードは、Tポイントを貯めているユーザーにオススメの1枚です。

スルガ銀行Tポイント支店で発行しているのがVisaデビットTカードです。
Visaデビットカード・銀行キャッシュカード・Tポイントカード・ローンカードの4つの機能が1枚になった便利なカードなのです。

【VisaデビットTカードの特徴】

・申込資格 15歳以上(中学生除く)
・永久無料
・VisaデビットTカードでお支払い200円(税込)につきTポイント1ポイントが貯まる
・Tポイント提携先でVisaデビットTカードを提示するだけでポイントが貯まる
・Tポイント支店で取引をするとポイントが貯まる
・自動繰越サービス(ローン機能)が付いている
※未成年・学生・満66歳以上を除く

 

②三菱UFJ-VISAデビット

三菱UFJ-VISAデビットは、三菱UFJ銀行をメインバンクとして利用しているユーザーにオススメの1枚です。
既に口座をお持ちの方なら新たに口座を開設する必要もありませんし、インターネットからお申し込みも可能です。

カードのデザインは、レッド・ブラック・シルバーから選択可能ですよ。

【三菱UFJ-VISAデビットの特徴】

・申込資格15歳以上(中学生除く)
・初年度年会費無料(23歳以下および前年10万円以上の利用で翌年無料)
※通常年会費1,080円(税込)
・ショッピングご利用金額に応じて、毎月自動キャッシュバック有り。基本キャッシュバック率は0.02%(端数切捨て)
また、入会後3ヶ月や誕生月など、条件によりキャッシュバック率がアップします。
・カードを利用して購入した物品に対し、破損・盗難などの補償をしてくれるショッピング保険あり。
・偽造、盗難カード等が不正利用された場合に、不正利用補償あり。

 

③楽天銀行デビットカード(VISA/JCB)

楽天銀行デビットカードは、ネットでのお買い物頻度が高いユーザーにオススメの1枚です。
ネットバンクでお馴染みの楽天銀行でもデビットカードを発行しています。
楽天銀行デビットカードは種類が3種類ありVISA一般、VISAゴールド、JCB一般から選択可能です。
それぞれ年会費や楽天スーパーポイントの特典が違うので、楽天でのお買い物利用状況によって選ぶことオススメします。

【楽天銀行デビットカードの特徴】

(VISA一般の場合)
・申込資格16歳以上
・年会費1,029円(税込)
・ポイント特典 1,000円のご利用で楽天スーパーポイント2ポイント
・盗難補償あり

(VISAゴールドの場合)
・申込資格16歳以上
・年会費3,086円(税込)
・ポイント特典 1,000円のご利用で楽天スーパーポイント5ポイント
・ショッピング保険あり
・盗難補償あり
・VISAゴールドカード特典

(JCB一般の場合)
・申込資格16歳以上
・永年無料
・ポイント特典 1,000円のご利用で楽天スーパーポイント10ポイント
・盗難補償あり

 

④りそなVisaデビットカード(JMB)

りそなVisaデビットカードは、JMBポイントをおトクに貯めたいユーザーにオススメのカードです。

りそなVisaデビットカード<JMB>は、りそな銀行がJALマイレージバンクと提携して発行しています。
JMBの基本機能にプラスして、りそなVisaデビットカード<JMB>限定の特典が付くのです。

【りそなVisaデビットカード<JMB>の特徴】

・申込資格 15歳以上
・年会費初年度無料、2年目以降1,000円(税別)
・200円につき1マイルが自動に貯まる
・JAL便の航空券をJALで購入すると2倍の200円につき2マイル貯まる
・ご入会2年目からは毎年期間中のVisaデビットカードでのお買い物があれば500マイルプレゼント
・旅でマイルが貯まるJMB旅プラスが自動的に付いてくる

他にも、
・りそなグループの埼玉りそな銀行
・りそなVisaデビットカード<JMB>
・近畿大阪銀行 近畿大阪Visaデビットカード<JMB>
から選択可能です。
 

⑤イオンデビットカード(VISA)

イオンデビットカード(VISA)は、イオンの利用頻度の高いユーザーにオススメのカードになっています。

現在最も伸びしろのあるイオングループの発行する、デビットカードです。
ポイント特典が多数あるので、イオンを利用する人に嬉しい特典がついています。
国際ブランドはVISAですので加盟店数も充実です。

【イオンデビットカード(VISA)の特徴】

・申込資格 18歳以上(高校生不可)
・年会費無料
・毎月20、30日の「お客様感謝デー」はお買い物代金5%オフ
・5の付く日は「お客様わくわくデー」でポイント2倍
・毎月15日「G.G感謝デー(55歳以上の会員限定)」は5%オフ
・毎月10費は「ときめきWポイントデー」でポイント2倍
・カード盗難補償無料付帯

 

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